| もうすぐ上映が終わるので、慌てて観に行きました。
半分も入っていない感じの客席で、ゆったりと・・・。終わってすぐに出て行く人はいなかった。
「ああ、やっぱり」なのか「そうきたか」なのか。エンドロールの流れる中、いろいろな考えが頭を巡り、画面を見ているのにいくつかのシーンが浮かんでは消える。
本当に、ほんとうに久しぶりに”余韻”の残る映画でした。
妻を亡くし、一人暮らしになった頑固ものの主人公の隣に、アジア系移民の一家が引っ越してくる。気難しく、息子たちにも煙たがられる彼の持つ、名車グラントリノ。
ドロップアウトした従兄弟に唆された少年タオが愛車を盗もうとしたのを切っ掛けに一家とのつきあいが始まる。
朝鮮戦争に従軍し、深い罪の意識に苛まれている主人公と少年との友情の行き着く先は・・・。
すぐ後ろの席では、20代と思しき男の子が号泣してました。もちろん私も泣いちゃったよ。
でもね、ただ悲しい(T^T)という作品ではありません。前半かなり笑わせてくれるし、古き良きオヤジの生き方がとてもチャーミング。ただこれも、アメリカという国の現実の姿なのだろうなあ、と思わされました。
昔はよく映画を観たものでした。いつからかあまり見なくなったのは、なんだか小説などと違って、物事を深く描けないんだな〜と思って。
でも凄く気にはしていて、みてもいない映画のストーリーなども結構知ってた。イーストウッドの作品は興味を引く題材であることが多く、割合観ている気がします。
その中でも、この「グラントリノ」は最も素晴らしいモノのひとつではないかしら。私としてはベスト!
爺さんなのにホントに格好いいのよ。身内だったら面倒くさいかも知れないけれど。
実は、思い出すと今もちょっとウルウルきちゃうんです。でも、繰り返すけど、悲しいだけの話ではない!劇場で観て良かったな、とフワっと思い出してます。
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