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のばらの読書日記

シンメトリー / 誉田哲也

誉田哲也は、このところの一番のお気に入り作家である。

その人気シリーズ「姫川警部補」の珍しくも短編集だ。

警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係第二班、通称「姫川班」の若き主任である姫川玲子。身長170センチ超、誰が見ても美人。仕事が大好き、と映画のヒロインにでもなりそうな主人公である。

シリーズ第1作はベストセラーになった「ストロベリーナイト」これがもう、ジェットコースターのように引き込まれる(引き回される?)面白さ!!かなりショッキングな内容だけど、ちょっと哀しみなどが・・・

次作は少し地味にみえるけど実はチョー切なくて、これに姫川の恋愛もどきが絡んだり、前作とはかなり趣が違う「ソウルケイジ」

そして、本作。

いや〜短編でくるとは・・・。なんでも書けちゃう人なんだなぁ、と感心する事しきり。青春小説書いても、映画化されちゃうしね〜。

情けないことに、収録作の「手紙」で泣いてしまいました (T T)

仮釈放された元犯人から手紙をもらい、その面談の様子と玲子の回想が物語なのだが、短い中にちゃんと仕掛けが駆使されている。

追い詰められて反抗に及んでしまった犯人、そして罪・罰・許し。

使い古された言葉だけれど、深く考えさせる一篇だ。

7作ともそれぞれ味の違った秀作揃いなのだ。カンが鋭く、結構強引で、派手な事件が大好きな玲子の魅力満載。その上事件も、不謹慎な発言ですが、おもしろ〜い!

 その他 お勧め: ☆「月光」 誉田哲也  (ちょー泣ける;;)

          ☆「日本人の知らない日本語」1・2  蛇蔵&海野凪子

          ☆「チャンネルはそのまま!」1・2  佐々木倫子

          ☆「日本辺境論」 内田 樹

 結構いっぱい読んだので、忘れてしまったモノもあります。また追々・・・